検査と治療
検査について
深部静脈の病気を診断するために、体への負担が少ない検査から行われます。
▼問診・診察
医師が症状について詳しく聞き取り、足の状態を見て、触れて診断します。
▼血液検査(Dダイマー検査)
血液中の成分を調べることで、「体内のどこかに血栓(血の塊)ができていないか」を確認します。
▼超音波検査 (エコー)
脚や骨盤、お腹の静脈をエコーで映し出し、血流の状態や血栓の有無を目で見て確認します。痛みはありません。
▼コンピュータ断層撮影(CT)
骨盤の奥やお腹の中の静脈など、超音波では見えにくい場所を観察します。血栓の正確な位置を特定するために必要な場合があります。
治療について
「症状を良くすること」「血栓が広がるのを防ぐこと」「肺塞栓症の予防」「将来の後遺症を減らすこと」。これらを目標に、患者さんの状態に合わせて最適な治療が組み合わせて行われます。

薬物療法
主に「抗凝固薬(血液をサラサラにして固まるのを防ぐ薬)」が使われます。基本となる治療法です。

圧迫療法
医療用の弾性ストッキングなどを着用し、足を外側から圧迫することで、滞った血液の流れを助けます。

外科的治療
足の静脈を切開し、そこから器具を入れて血栓を外に取り出す手術です。

カテーテル治療
足の静脈に「カテーテル」という細い管を入れ、血栓を直接吸い取ったり、「ステント」という金属の筒で血管を広げたりする、体への負担が少ない治療です。
医師に相談してみましょう
「日常生活がつらい」と感じる足の症状が続く場合は、我慢せずに医師に相談してみてください。

監修:
太田記念病院 循環器内科 安齋 均先生
大阪けいさつ病院 循環器内科 藤原 昌彦先生
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